エンパワーする視点

2019年1月8日 § コメントする

Empoweringであるという話。

ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む上で大切なこと

のお話の続きです。

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エンパワーすることのできるデザインにするために

何をすれば良いのか。

エンパワーリングなデザインを実現するためには、

Asset-based の視点を持つことです。

Asset(アセット)とは、資産や財産という意味で、

広く価値のあるものを指します。

要するに、「持っているもの」「すでにあるもの」のこと。

例えば、あなたの会社で

ダイバーシティ研修をしましょう、と

企画したとしましょう。

私が研修講師として、ある日あなたの職場にやってきます。

さて、開口一番、

「如何にあなたがダイバーシティというテーマに関して無知か」

「如何にこれまでダイバーシティについて考えてこなかったか」

について語り、

目を覚ましてください!

と叱咤することから

ダイバーシティ研修が始まったらどうでしょうか。

続いて、

「如何に女性への配慮が不十分な職場か」

「如何にLGBTへの理解が進んでいない職場か」

といったことについて、

具体的なあなたの会社の不備について指摘し、

こんこんとレクチャーしたらどうでしょうか。

確かにね、

目が覚めたわ~!

と、前向きに捉える方もあるでしょう。

少数派ですけれどね。

緩く見積もって、全体の15%以下です。

100名研修を受けたとしたら、

15名以下です、前向きに受け取る方は。

甘く見積もっての数字ですから、

実際のところは、もっと少ないのですよ、

こういうアプローチのダイバーシティ研修で

生産的な学習を生み出せる可能性は。

足りないところを指摘して、

目の前に突き出して見せる。

このアプローチは、Asset-basedの反対、

Deficit-basedといいます。

Deficit(デフィシット)とは、損失や不足のことですから、

「足りていないもの」「ないもの」

のことですね。

ダイバーシティ研修をデザインする上で、

デフィシットを振りかざしてしまうと、

学習者のほとんどは、はっきり言って

聞く耳を閉ざしてしまいます。

学ぼうという意欲が削がれてしまうのが常です。

だから、

アセットです。

アセットに焦点を当てるんですよ。

すでにあるもの、

足りているもの、

できていること、

持っているもの、

を明らかにするんです。

明らかにして、確認し合うのですね。

そこにいる一人一人が

すでにアセットであることが確認できれば、

安心安全の中で、

自己肯定感を強化し、

自己効力感を築いていくことができます。

パワーは、そんな環境から生まれます

アセットに焦点を当てた環境を、

私は「Affirmative」な環境と

表現することもあります。

アファーマティブとは、

肯定的、支持的、好意的、

といったような意味です。

アセットに焦点を当てた視点を持つ。

アファーマティブな環境を作る。

それが、エンパワーするために行うことです。

特に、D&Iの取り組みの一環として

研修や講演を企画するとき、

ぜひ、思い出してください。

それは

アセットを引き出すテーマなのか、

デフィシット指摘するテーマなのか、

という視点をね。

(あー、パワーについては、もっと書きたいことがあるのですが、

長くなったので一旦ここまで)

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