異文化感受性にアンテナの立っているプロコーチのみなさん、声を聞かせてください。(質問項目は2つだけのアンケートです。)

2019年1月25日 § コメントする

メーカー亜希子より、
日本語話者のプロコーチのみなさんへのお願いがあります。

ご興味があるかどうか、聞かせてください!

今年2019年上半期中に、


プロコーチにとっての異文化感受性の大切さについて学び、
国際コーチ連盟(ICF)のコーチ継続教育単位(CCE単位)を
一気に17.5単位取得したい方は、いらっしゃいますか?


(しかもそのうち15単位はコアコンピテンシー(CC)単位! 残る2.5単位はリソースディベロップメンント(RD)単位です)

(もちろん、ICF会員ではないコーチの方、CCE単位は必要ないコーチの方でも、まったく問題なくご参加いただけます。)

実は昨年、満を持して、
Intercultural Institute for Master Coaches(IIMC)
(アイ・アイ・エム・シーと読んで/呼んでください)
というプログラムをICF‐CCE認可プログラムとして、
初めて開講しました。
英語でのプログラムページを参照されたい方は、
こちらからご覧ください。
https://www.interculturalist.com/iimc

初開講はアメリカで、英語での開講したが、
ICF認可を日英の両言語で開講できるように取得してありますので、
せっかくだからというのも少しおかしいですが、
認可の期限中にぜひ日本でも開講したいと思います。

世界中のどこへ行っても、同様の学習ができるプログラムはありません。

  • 異文化感受性がコーチングにどのような影響を与えるのか
  • 異文化感受性が未発達であることで、あなたのコーチングコンピテンシーにどのような制限がかかっているのか
  • どうすれば自分自身の異文化感受性をさらに発達させ、さらにマスターフルなコーチとなることができるのか

ご一緒に学びたい方、
興味あるよ!日程が合えば参加したいよ!
という方の人数をまず知りたいです。

プログラム名に「マスター」という言葉が入っていますが、
マスターコーチ認定者のみが受講者対象だという意味ではありません。
マスターフルなコーチを目指す本気のコーチ向け、
という意味として受け取ってください。
コーチならどなたでも受講者対象になります。

プログラムのスケジュールとしては、
金曜日の午後からスタートし、日曜日の夕方までをイメージしています。
下記のアンケートフォームで、現時点での、日本でのIIMC開催可能な日程を挙げています。
ゴールデンウィーク中に開講するという選択肢以外は、
すべて金曜日から日曜日の設定です。
参加するとしたら、ご参加可能日程について教えてください。

あくまでも、みなさんのご興味を伺いたい段階ですので、
このアンケートにお答えいただいたからといって、
必ず受講していただかなければならないというわけではありません。
ご安心してご協力いただければ嬉しいです。

選択肢として挙げている日程は、

3月15~17日
4月5~7日
4月27~5月6日(ゴールデンウィーク中)
5月10~12日
6月7~9日
6月14~16日

です。
アンケートフォームからの
みなさんのフィードバックを心から、心から!お待ちしています。

お知り合いのコーチでご興味をお持ちいただけそうな方にも
共有をしていただけましたら光栄です。
Facebook上でのシェアも大歓迎です。
どうぞよろしくお願い致します。

「すでに素晴らしいコーチ」が「さらにマスターフルなコーチ」になるための
唯一無二のプログラムです。
ぜひ、ご協力ください。

正直に申し上げれば、日本語話者プロコーチのコミュニティの中で、
一緒に異文化感受性を開発しましょう、
という仲間がどれだけ手を挙げてくださるのか、
ドキドキしながら待っています。

受講料は、15万円(暫定)を目安としてご検討ください。
受講料には、

  • IIMCプログラム参加費
  • IIMCプログラム資料代
  • 異文化感受性アセスメント(IDI)受験料
  • IDI個人プロファイル資料
  • 後日個別に受けていただけるIDI個人フィードバックのセッション料金(メーカー亜希子との60分の個人セッションです)

が、すべて含まれます。

開催会場などの諸経費にかかる費用を考慮の上、受講費は後日確定します。
なお、宿泊される場合の宿泊費や、
懇親会費などは、受講料に含まれません。

最小催行人数は、6名を検討しています。定員は12名と考えています。後日募集開始後に受講希望者多数となった場合は、本アンケートにご協力くださった方を優先的にお受けしたいと思います。

開催地は東京エリアを第一候補として検討します。
そのほかの地方での開催も、受講者人数が6名以上集まればご相談にのります。

異文化感受性についての情報は、私の日本語ブログ
『異文化感受性を育てるブログ』をご参照ください。
https://diversityintelligence.wordpress.com/

私がアメリカで経営しているコンサルティング・コーチング会社については、
弊社のウェブサイトをご参照ください。
https://www.interculturalist.com/japanese/

相手にとって、どんな存在でありたいか。

2017年9月26日 § コメントする

仕事をする中で出会う人たち。

出会って、ご縁が深まる人も、

出会っても、別の道を進む人も、います。

 

会社という形をとって仕事をするようになってから、

来月で8周年を迎えます。

この8年で、自分でも成長したなぁ、と思うところもあり、

まだまだ未熟でこれから先は長いなぁ、と思うところもあります。

IMAG0539

 

これまでの道のりで、

自分自身のスタンスとして一貫してきたことがあります。

 

それは、相手にとってどんな存在でありたいか、

ということ。

 

コンサルティングも、コーチングも、集合研修も、

対クライアントのサービスです。

クライアントの生活や仕事の中まで

垣間見るような仕事になることも多いもの。

 

クライアントにとって、どんな存在でありたいか。

それは、

「一緒に仕事をしたい、と思われる存在」

これです。

 

私は、自分自身の仕事の専門性には自信を持っています。

新しいナレッジの収集や、洞察、分析する力にも自信を持っています。

クライアントの成功や幸せを思う気持ちは、海より深く、

クライアントの成長への信頼は、空より高く、

クライアントを目いっぱい愛しています。

 

ただ、そんなことは、すべてプロとして、私が当然持っているべき資質。

 

相手には、何が、どう、伝わっているのか。

それは別問題。

 

相手は人間。

一緒に居て、安心できるか。

自分の話を聞いてもらいたい、

相手の話を聞きたい、

と思うか。

一緒に居て、楽しいか。

一緒に居て、自己肯定感が上がるか。

一緒にいて、自己効力感が上がるか。

 

そんなようなこと。

クライアントとなる人たちは、

こういった「共創する力」を私が持っているかどうか、

しっかりと見ているんですね。

 

その上で、

「あ、この人となら仕事ができる」

と、思ってもらえるとき、私は最高に嬉しい。

 

世の中すべての人と一緒に仕事ができるわけでもなく、

すべての人に気に入ってもらえるわけでもなく、

「一緒にやろう」

と言ってくれるクライアントがいるからこそ、

私たちの仕事は成り立っているのだから。

 

これからも、もっと多くの人に、

「一緒に仕事をしたい、と思われる存在」

となれる自分になりたいと思います。


 

一般お申し込み受付中のプログラム~

リフレッシュ&リチャージ!異文化感受性を育てる2Dayワークショップ(12月8~9日)

9月いっぱい、早割価格です。⇑

 

涙あり、笑いあり、愛に溢れた真剣勝負。 そんな2日間。

2017年8月29日 § コメントする

避暑地と言ってもよいミネソタの美しい夏・・・。

なぜよりによって、その良い季節にミネソタを2週間も留守にして、日本へ行ってしまったのか・・・。

何度も自問自答しましたよ。

お仕事のお声がけをいただいたら、そりゃあ参りますとも。参りますけれどもね。

でもね、こっそりお願いします。できれば今後のお仕事は日本の真夏を避けてご依頼いただけましたら、この上なき幸せにございます。(ほんまにね、ミネソタの気候に慣れた身には、体に堪えました。)

とか、なんとか、言いながらも、思いっきり楽しんだ2週間でしたよ。大きなイベントのひとつは、

北鎌倉2Dayリトリート ~わたしを生きる・わたしを活かす~

 

最高のメンバーに恵まれ、意義深い時間を過ごしました。

集合写真

日本でリトリートを開催するなんて、私にとって初めての試み。

やりましょう!と二つ返事でタグを組んでくれたのは、青木理恵さん。会って顔を合わせたのは、リトリートの場が初めて!とは思えないパートナーシップだったと思います。

理恵さんはこんな人⇓

青木理恵
幸せの体質作り『りえずむ塾』主宰。国際コーチ連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ。セラピスト。
riezumujyuku.com 

そしてそして、こちらもまたまた今年2月に初めて会ったとは思えない、旧友のような藤沢由美子さん。理恵さんと共に、一緒にやるわよぉ~と、腕まくりしてくれた由美さんでした。

由美さんはこんな人⇓

藤沢由美子
イスラエル発のクリエイティブツール-Points of You® Japan チーフディレクター。精神保健福祉士。国際コーチ連盟(ICF)認定アソシエートコーチ。 ameblo.jp/yyumicoach-pointsofyou

いや、ほんまにね、このお2人とのチームワークがなかったら、実現しなかったリトリート。企画段階から、準備段階、最終調整のあれやこれや、あれやこれや・・・本当に一緒によくがんばりました。

理恵さん、由美さん、ありがとう!Love you both!

キャリアアップと異文化感受性

2017年6月28日 § コメントする

数年前、しばらくの間コーチングを提供していたクライアントの送迎会に顔を出してきました。

そのクライアント組織に、忘れずに招待していただけることの有難さと、

来週から新しい組織で、より責任範囲の広いポジションでスタートを切る彼女への祝福の気持ちとで、とても幸せな時間でした。

「初めて会ったとき、アキコが投げかけてくれた問いへの答えが、やっと見つかって、実現するのよ」

と、彼女は言っていました。

出会った当時の彼女の異文化感受性は、受容の段階。

IDC in Japanese

周りの多様性を認識し、受け入れ、尊重する力をしっかり持ちながらも、実際に日々の仕事や生活に反映させようとすると行き詰まる。

周りにいる同僚たち、ひとりひとりの顧客の、それぞれのギフトを見定め、引き出していきたい。彼女はそう考えて張りきっていたのに、なぜか空回りしているような気がする・・・。

彼女はそんなところにいました。

コーチングセッションを経て、彼女が確実に変わっていっていることは、私も実感していました。そして私とのコーチング契約が終了したあとも、しっかりと自分自身にチャレンジし、異文化感受性を育て続けてきたんですね。

今日の彼女は、

「失敗することもあるけれど、今ならアキコの言っていたことがわかるのよ。行き詰ったら、そこからがクリエイティビティなんだってこと。それに、この頃は、周りの人たちのクリエイティビティを引き出す手伝いが出来ているっていう実感が出てきたの!」

と、話してくれました。

今、彼女がIDIを受け直したら、きっと、適応の段階に入ってきていることでしょう。

「あなたのシゴトはこれからね」

と言って、彼女を送りました。

 

 

夏の北鎌倉リトリートは、プロコーチOnlyではありませんよ~♡

2017年6月23日 § コメントする

どんどん詳細が決定して、スペシャル感が増しているこの夏のリトリート

お申し込みも順調に入ってきています。

飛び石

お問い合わせをいただいた中から、2点ほど「きちんとお伝えしなくっちゃ~~!」と気が付いたことがあったので、ここでお答えします。

まず!第一に、

今回のリトリートは、プロコーチOnlyではありませ~ん

 

私が連日ブログなどでコーチング、コーチングと言うので、誤解を生んでしまっていたかもしれません!

この夏のリトリートは、「女性向け」という設定はしましたが、職業等は問いません。

私自身がコーチをしているため、コーチングの話が多くなっていますが、リトリートの内容は、コーチに特化したものではありません。

コーチの方にはコーチングに役立つお話をしますし、コーチではない方にもそれぞれご自身の生活やお仕事、未来設計に役立てていただけるようお話しますので、大丈夫ですよ!

そして第二に!

リトリート、怖くないですよ~。

 

2日間も何するんだろう?

リトリートって、そもそも何なの?

なんていう不安な気持ちになっている方もあるかも・・・?

今回のリトリートは、

 

自分自身を見つめるための新しい視点を増やしたり、

これまで持っていなかった角度から私たちの住む社会のことを考えたり、

 

刺激的なことも学びながら、それでいて、

 

ゆっくりとココロと向き合ったり、

おいしいお菓子で休憩をしたり、

外のきれいな空気をいっぱい吸い込んだり、

 

リラックス、リフレッシュも、大切にしています。

そうだ、リトリートでご一緒する私のことも、もう少し知っていただくのも良いですね。

次回は、これまでに開いたいろいろなワークショップやセミナーに参加してくださった方の、ご感想なんかもご紹介しようかと思います。お楽しみに!

 

 

 

誰のために、何のために、研究するのか?研究デザインのこと

2017年6月21日 § コメントする

「異文化感受性」⇔「コーチング・コンピテンス」

という相関関係や因果関係を量的研究をとおしてに証明できれば良いですが、今回の研究では、私はその選択をしませんでした。

理由は主に2つ。

表の理由は、

研究が未開発なテーマなので、まず足固めとなる質的研究が必要である、と考えたこと。

裏の理由は、

プラクティショナーにとって説得力をもって実感できる情報を提供したかった、ということ。

これは、私自身が、

コーチングの実践者としての立場から見た場合も、

異文化感受性トレーナーの立場から見た場合も、

統計学的にどうこう言うよりも、ナラティブを取る方が現場の実践者にとって説得力がある、と予測したからです。

今回の私の研究デザインは、量的データも活用しながら、質的データの分析に重点をおいています。

blog

私の研究でわかったことを、コーチのみなさんが、ご自身の日々の仕事の中に当てはめてみたとき、

「あぁ。なるほど。わかるわかる!」

と、イメージしてもらい、プロコーチとしての異文化感受性開発の重要性を感じてもらえなければ、私の何年越し?(初めて日本のコーチに異文化感受性を紹介した・・・しようとした・・・のは2004年頃?のことだったので、もうそろそろ13年越し?)の取り組みは、伝わらないのです。

コーチには、高い異文化感受性が必要である。

私のメッセージの出発点はここです。

先日の「コーチ自身の異文化感受性は、コーチングに影響を与えるのか?」はこちらから。

コーチ自身の異文化感受性は、コーチングに影響を与えるのか?

2017年6月18日 § 1件のコメント

このテーマに焦点を当てた学術的な研究は、これまでありませんでした。私の博士論文研究が、世界で第一号です。

IDC in Japanese

研究を通してわかったこと、一番手短にご報告します。いいですか~。言いますよ~。

その①:

経験豊かなコーチ、尊敬されているコーチ、MCCを持っているコーチ・・・が、必ずしも高い異文化感受性を持っているわけではない。

驚きましたか?どうでしょうか?

その②:

異文化感受性の未発達なコーチには、コーチングをする上で決定的な盲点がある。(しかも、いくつもある。)

どうでしょうか?しかも、それらの盲点に、本人はほとんど気が付かない、気が付けない、としたら・・・?

こんなようなことについて研究をして、先日無事に博士号を取得することができました。たくさんの方々からの応援を励みにし、たくさんの世界中のコーチのみなさんに調査に参加していただいて、ようやく成り立った研究ですので、このブログでもこれから少しずつわかったことを報告し、還元していきたいと思います。

様々な(すべての)職業に当てはまることでもあるのですが、特にプロのコーチのみなさんには、ぜひご興味を持っていただければ嬉しく思います。

続きはまた後日。

 

『正強柔美』という4つの成長

2016年5月14日 § コメントする

この人、いつの時代かの親戚やな、

とか、

この人、近い星の出身やな、

みたいな感じのする人、ときどき出会います。

そんなお一人、前田ひとみさん。取材を受けられた際の記事を送ってくださったので、紹介します。彼女自身の成長のプロセス、そして異文化理解への考え方について、丁寧に語っていらっしゃいます。

私は人として成長し続ける上で、『正強柔美』という4つの成長を大切にしています。

正しくあること。正しさとは何かを問い続けること。(このテーマについては、2.Ethical Intelligence(エシカル・インテリジェンス)の項で、先日も少し書きました。

強くあること。弱さを持っていることを自覚しているからこそ、強くありたいと思い続けるのだと思います。圧倒的に強くなりたい、といつも思います。

柔軟であること。柔らかい頭、柔らかい心。(柔らかい体・・・・は、器械体操をしていた中学時代がピークでした、笑。)柔軟であることは、強くあることと対になっている要素だと思います。異文化感受性にもつながります。

美しくあること。歳を重ねるごとに、美しさの基準や価値観は変わっていきますが、その時どきの自分に合った美しさを身につけられればいいなぁと思います。(私にとってはこれが一番の難関、泣。)

 

・・・・・と、私の成長哲学(?)について書いたのは、前田ひとみさんともちろん関係していて、彼女のことを知れば知るほど、『正強柔美』を兼ね備え、そして、人生とともにそのすべてにおいて成長し続けている方だなぁと思うのですよね。なかなか、そんな人いないですよ。4項目のうちのどれかに偏っている場合がほとんどなんです。ひとみさんは、4項目のすべてにおいてどんどんパワーアップされているところが、私の尊敬するところ。

Hitomi Maeda

ひとみさんのどんなところに私が同意、共感するのか、記事の内容を抜き出していくつか紹介しますね。

「1人で空手道場へ見学に行って、そのまま入会してしまった」

・・・私の場合はクラシックギターでした。

「自分の選択や決断にはいつも自信があった」

・・・私も自信あります、笑。

「一旦、自分で決めて始めたからには黒帯になるまで辞めさせない」

・・・というご両親の方針。私の両親もこの方針で、どこまで何をやり遂げたら「やった!」と言えるのか、自分で決めるように言われて育ちました。

「結婚、出産への可能性は白紙状態のリスクを予め覚悟して決断」

・・・人生、腹くくってますね。私も、彼の仕事を支えて生きていこうと決めていたはずだった、日本での大学時代から付き合っていた彼と別れて続けたミネソタ生活でした。

「運は人が運んでくれ、それを自分で掴み、育てるもの」

・・・同意、同感。

「目白大学の『育てて送り出す』という教育理念に感銘を受けた」

・・・コーチとして、研修講師として、仕事をするとき、私もこの気持ちです。

 

まぁ、共感するといっても、私なんかはまだまだ大した成果も出していないし、大した社会貢献もできていないわけですが、引き続き、私の人生が続く限り、しっかりがんばっていこうと思います。ひとみさんのようなストーリーを知っていると、私ももっとしっかりやらなあかん!と奮い立ちますものね。

みなさんも、ぜひ記事を読んでみてくださいね。➜こちら

ひとみさん、いつもありがとう!

【勉強会】コーチング研究最前線 『異文化感受性がコーチング・コア・コンピテンシーとなる日』

2016年4月25日 § コメントする

多様性社会を生きる力「異文化感受性」の研究を始めて、もうすぐ20年が経ちます(早っ、笑)。

 

ここ数年は特に、プロコーチの異文化感受性について研究しています。私自身コーチとして仕事をしていますので、コーチングの実践者としての視点と、異文化感受性研究者としての視点との両方を持って取り組んでいます。自分で言うのもなんですが(笑)、世界のコーチング研究の最前線のお話です。

 

コーチをはじめ、様々なプロフェッショナルにとって、なぜ異文化感受性を育てることが大切なのか

 

という話、聞きたい!という方、いらっしゃいますか。

adults & youth around earth

私はアメリカ在住ですので、アメリカ国内で、レクチャーをしたり、ワークショップをしたり、ということを普段はしています。アメリカ国内外のコーチコミュニティーの中でも、異文化感受性に関心を持つ方が増えてきました。それにともなって、昨年あたりから特に、世界中のコーチの方々とお話する機会がどんどん増えています。ICF(国際コーチ連盟)のオンラインセミナーに呼んでいただいてお話したことなどもありますが、なにがもどかしいってね、

 

英語での実施では日本のみなさんに情報がなかなか届かないんです!

 

日本語で、オンラインで、ナレッジ共有をする機会をつくれば、ご興味ありますか?

コーチとして仕事をしておられる方はもちろん、それ以外の方も歓迎します。

 

各回60分で、2回にわけて、段階的にお話しようかと思っています。

5月の金曜日の朝(6:30~7:30)、お仕事前の清々しい時間帯に、いかがでしょうか。

 

2回シリーズの初回を5月20日(金)に設定したいと思います。まずは、異文化感受性ってなに?という基本の問いを押さえるために、異文化感受性発達理論の基礎からお話します。

 

2回目は27日(金)を予定しています。

 

2回目の会ではいよいよ、コーチの異文化感受性の発達レベルが、コーチングにどのような影響を与えるのか、ということについてお話したいと思います。私自身の研究から得た所見をふんだんにご紹介したいと思っています。みなさんからの質問も受け付け、より踏み込んだディスカッションをしたいと思います。

 

参加費は、回毎に3500円とします。

 

以前に私のセミナーなどに参加くださった方で、異文化感受性発達理論の基礎をすでに理解されている場合は、2回目(5月27日)のみのご参加でもかまいません。

 

お支払い方法は、銀行振り込みです。お申込みいただいた方に、振り込み先をお知らせいたします。一回ずつ(3500円)のお振込みでもかまいませんし、二回分(7000円)まとめてお振り込みいただいてもかまいません。(ただし、一度お振り込みいただいた後の返金はご容赦ください。)

 

勉強会の実施方法については、お申込みの人数により、スカイプ、もしくは電話会議システムを使用します。

 

【勉強会】コーチング研究最前線 『異文化感受性がコーチング・コア・コンピテンシーとなる日』

〈一回目〉 5月20日(金)午前6:30~7:30 『異文化感受性発達理論の基礎』

〈二回目〉 5月27日(金)午前6:30~7:30 『コーチをはじめ、様々なプロフェッショナルにとって、なぜ異文化感受性を育てることが大切なのか』

 

参加ご希望の方は、akiko@interculturalist.com まで、下記の5つの項目をメールにてご連絡ください。メールのタイトルに、「コーチング研究最前線・参加申し込み」とご記入いただければ幸いです。

 

① 氏名(フルネーム):

② ご職業:

③ 電話番号(システムトラブル時、緊急時にのみ使用します):

④ スカイプ名:

⑤ 参加希望の回:

 

お申込みをお待ちしていますね。

 

ダイバーシティ・アンド・インクルージョン(D&I)

2015年3月21日 § 1件のコメント

ダイバーシティはなんの役にも立たない。

正確に言えば、ダイバーシティのみでは、なんの役にも 立たない、ということです。

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アメリカという多文化社会では、社会が多様である(ダイバーシティがある)ということはすでに多くの人々の認識するところです。

アメリカは多様性社会だなぁ~という認識を持つということだけでなく、多様性社会を生きるということがどういうことなのか、ということに関心を持つ人が増えてきました。インクルージョン(Inclusion)という考え方ですね。

ダイバーシティ(多様性)とは、いろいろな人たちが存在している社会の人々の「ミックス(mix)」自体のこと。
インクルージョンとは、その「ミックスを活かす」ということです。

今年で開催27回目となる、フォーラム・オン・ワークプレイス・インクルージョン(the Forum on Workplace Inclusion)に参加してきました。

フォーラム3日目Eddie Obeng氏のモーニングセッション。南アフリカにいるObeng氏と3Dクラスルームのプラットフォームでつないでのヴァーチャルセッションでした!

フォーラム3日目Eddie Obeng氏のモーニングセッション。 南アフリカにいるObeng氏とフォーラムを3Dクラスルームでつないでのヴァーチャルセッションでした! テクノロジーってすごいですね!

このダイバーシティ・アンド・インクルージョン(D&I)に特化したフォーラムは、毎年3月に、ここミネソタ州ミネアポリスにおいて開かれます。全国から多くの参加者が集まります。

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D&Iコーチング仲間のMurray Mann、Adela Peña両氏と。

大企業のCレベルのトップリーダーをはじめ、人材開発・管理(HR)のプロフェッショナル、D&I専門家、政府関係者、教育機関関係者、そのほかにも様々な分野のリーダーたちが集まります。今年はCIA(中央情報局)からの参加者も見かけましたよ。

今年のフォーラムでは、参加者からのリクエストに応えて、「D&Iコーチング」というサービスが提供されました。この新しい試みの総指揮者として尽力したマレー・マン氏とは国際コーチ連盟(ICF)を通しての友人であったため、私もコーチのひとりとして貢献してきました。

さまざまな組織内でD&Iを推進しようとするリーダーたちと会話することは、私にとっても非常によい刺激となりました。

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